士業とは、弁護士、税理士、公認会計士、司法書士、中小企業診断士、社会保険労務士、行政書士などをいい、サムライ(士)業と言われる、上位国家資格の総称でもあります。
また、独占業務を持つ(一部資格を除く)ことで、独立開業しても安定した収益を得られることで志す方々も多いです。
そしてコロナ化により、経営者へのサポートとして社会的な意義、ニーズも高まってきています。
雇用調整助成金の申請などは社会保険労務士の独占業務となり、休業が増えた昨今ではとても忙しかったのではないでしょうか。
その反面、今まで通りの定型業務や手続き業務、税の申告などを行ってきた士業の方々と、事業再構築補助金や経営相談、融資のサポートなど経営者に寄り添えるよう独占業務に甘んじず、努力を行ってきた士業とは大きく差別化される結果となってきました。
士業(9士業)の登録者数は26万人以上おり、飲食店が80万軒あるといわれ、コンビニが6万軒いかないくらい、美容室が25万軒超となっていることから美容室と同じくらいで、コンビニよりも多いこととなります。
他業種でさえ、日夜競争、差別化に励んでいる中で、士業の差別化は他業界に比べれば進んでいない状況です。
その中でM&Aの仲介や不動産業など、士業の方々でも自分たち以外のフィールドに参入していく傾向にもあります。
ただ、士業の特徴(経営サポートを行わない事務所)としては、自力での販促活動や、マーケティング、競合調査等のノウハウを持っておらず、他事業での成功は難しいと考えられます。
経営のプロだと思っていた自分たちが実はそうではなかった事実がここで露わになってしまうのです。
これは士業に限った話ではなく、自分たちならできるというおごりは本当に通用しません。
勉強して、努力して、行動して、限りある時間を使っても潰れる世の中です。
常に現状を見て、目移りせず、今すべきことを明確にして、努力しなければなりません。ただ目移りして時間を使っているのは努力とは呼べません。
経営サポートをしてこなかった士業の方々は、自分たちの顧問先が赤字になり、苦しんでいる状況に手を差し伸べることもなく、結果自身の顧問先を失う結末が待っています。
士業の方々は今の顧問先の現状を見て、自分たちには今何ができるのかという点に立ち返えることで、自ずとやるべきことが見えてくるんじゃないでしょうか。
と、士業でもない私がこんな偉そうなことを言ってしまい大変申し訳ありません。
自分も勉強をする理由としては、自分が手を伸ばせる範囲の人々は幸せになってほしい、
何かしてあげたいという想いが一番にあります。
目立った実力や才能がない自分だからこそ、才能や実力、これからの希望がある人たちが、
少しのボタンのかけ間違いで成功できなかったということがないように一番近くで見ていたい、そして自分も成長したいと考えています。
私も自身がいろんな事業に取り組んでみたいと思う理由には、自分がいろいろ経験し、失敗し、挑戦することで、自分がサポートする人たちの気持ちを少しでも理解し、また自身のコンサルタントとしての力を蓄えたいという本意があります。
コロナで良くも悪くも士業の業界も変わってきています。
私もその変化についていけるよう日々努力してまります。
OLDBASE
代表 矢土裕和
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